沼田研究室プロジェクト

DrawPad

Developed by Satoshi Numata, Ph.D.

はじめてのC++を、すぐ動く絵と音で学べる教材用ライブラリです。円や線を描く、画像を表示する、音を鳴らす。小さなプログラムを書いた瞬間に、画面の中で結果が動き出します。

Mac版はXcodeで、Windows版はVisual Studioで、グラフィックス描画プログラミングをすぐに学び始めることができます。

ノートパソコン上で図形とコードが表示されているDrawPadのイメージ

Download

Mac版・Windows版をダウンロード

DrawPadはMac版をメインに開発していますが、同じ機能を実装したWindows版も利用できます。

Mac版をダウンロード Mac版 最終更新日: 2026年6月17日 12:58
Windows版をダウンロード Windows版 最終更新日: 2026年6月12日 22:16

Windows版は、Visual Studio Community 2022 17.13以降をインストールして、OpenSiv3D v0.6.16 Installer for Windowsをインストールしてから、DrawPad_on_Siv3D.slnを開いてください。

DrawPadは、沼田研究室 のプロジェクトとして Satoshi Numata, Ph.D. によって開発されています。授業や演習で「書いたコードがすぐ見える」体験を作るためのシンプルな環境です。

Technology

軽快に動くネイティブ実装

Core Graphicsベース

Mac版はCore Graphicsの描画機能を活かして効率的に実装されています。シンプルなAPIの裏側で、macOSのネイティブ描画を使った滑らかな表現を支えます。

すべての実装コードがプロジェクトに含まれていますので、必要に応じて、どこまででも動作を追いかけることができます。

教材向けの薄い抽象化

C++から呼び出しやすい関数群に整理し、学習者が描画や入力処理の本質に集中できるようにしています。複雑な初期化コードを書かずに作品づくりに進めます。

同じ体験をWindowsにも

Windows版では Siv3D を利用し、Mac版と同じDrawPad APIで学べるように構成しています。環境が変わっても授業内容をそろえやすい設計です。

Features

学び始めの手応えを大切に

図形をすぐ描ける

円、線、四角形に加えて絵文字も描画でき、座標や色の考え方を画面で確認できます。

画像や音を扱える

Assetsフォルダーに素材を入れて、画像表示や効果音の再生へ進めます。

入力で動かせる

キーボードやマウスの入力を使って、インタラクティブな作品を作れます。

API Reference

すぐ使えるAPIを用意しています

DrawPadには、図形描画、文字表示、絵文字描画、画像、音声、キーボード・マウス入力、ファイル読み込みなど、作品づくりに必要な基本APIがそろっています。授業中に「これをしたい」と思ったとき、関数名とサンプルをリファレンスから確認できます。

リファレンスマニュアルを見る
FillCircle()円を塗りつぶす
DrawLine()線を描く
DrawText()文字を表示する
DrawEmoji()絵文字を描画する
DrawImage()画像を表示する
PlaySound()音を鳴らす
CheckKey()キー入力を調べる

Start

Mac版のはじめ方

  1. 1

    Mac版をダウンロード

    ダウンロード欄から zip ファイルを保存します。

  2. 2

    Xcodeで開く

    展開したフォルダー内の Xcode プロジェクト (DrawPad.xcodeproj) を開きます。

  3. 3

    main.cppを書き換えて実行

    サンプルを少し変えて実行し、画面に出る変化を確かめます。

Message

DrawPadを皆様へ

DrawPadについて

DrawPadは、開発者である沼田 哲史が大学での20年間のプログラミング教育を通して培ってきた経験をもとに開発した、C言語・C++学習用のグラフィックス描画フレームワークです。

プログラミングを学び始めたばかりの人が、難しい準備に悩まされることなく、まず「画面に絵が出る」「自分の書いたプログラムが動く」という体験に集中できることを大切にしています。

一方で、DrawPadは単なる入門用の描画ツールではありません。図形描画、文字表示、画像・スプライト描画、キーボード・マウス入力、サウンド再生、時間制御など、ゲーム制作に必要な基本機能を備えています。初学者のプログラミング教育から、学生による本格的なゲーム制作まで、段階的に使い続けられる環境を目指しています。

変わらないAPIを目指して

DrawPad APIは、できるだけ変わらないことを大切にします。

プログラミング教育では、教材・授業資料・サンプルコード・学生の作品が長く使われます。フレームワークの都合で関数名や使い方が頻繁に変わってしまうと、学ぶ人にも、教える人にも、大きな負担になります。

DrawPadは、これからプログラミングを学ぼうとする人、そしてプログラミングを教えようとする人が、安心して使い続けられる環境であることを目指しています。

もちろん、必要な機能の追加や改善は行っていきます。しかし、既存のコードができるだけそのまま動き続けることを重視し、教育現場で長く使える安定したAPIを提供していきます。

軽量で、すぐに使える

DrawPadは非常に軽量です。Mac用の配布ZIPファイルは約100KBで、導入も簡単です。

それでいて、実行性能にも妥協していません。環境や内容にもよりますが、約120FPSのフレームレートで動作し、アニメーションや簡単なゲーム制作にも十分対応できます。

「軽いけれど、しっかり動く」
「簡単だけれど、ゲーム制作まで使える」

DrawPadは、その両方を目指して作られています。

プログラムが見える、動きが見える

DrawPadでは、関数を呼ぶだけで画面に図形や文字、絵文字、画像を描くことができます。

たとえば、円を描く、線を引く、キー入力でキャラクターを動かす、マウスクリックで反応させる、音を鳴らす、といった処理を、短いコードで書くことができます。

プログラムの実行結果がすぐに画面に現れるため、初学者にとって重要な「自分の書いたコードが何をしているのか」を直感的に理解しやすくなります。

利用料金・ライセンス

DrawPadは、完全無料で利用できます。

ソースコードは公開し、MITライセンスのもとで提供します。授業、教材制作、個人学習、学生作品、ゲーム制作など、幅広い用途で自由に利用できます。

DrawPadが、これからプログラミングを学ぶ人たちにとって、最初の一歩を支える道具となり、またプログラミングを教える人たちにとって、安心して使える教育環境となることを願っています。